「低血糖の症状」はどうして起こる??

こんにちは、ナースαの片岡です☺
昨日の学内講義にて学生さんから「低血糖になるとなぜ、あくびや冷汗などが出現するんですか??」という質問をいただきました👀
素晴らしい着眼点なので、本日は低血糖症状についてお話していきます☆

血糖ってそもそも何??

まず、低血糖という「異常」を知る前に、血糖がヒトの身体にもたらす役割(つまり「正常」)について、確認していきましょう☆
糖質はパンやお米などの炭水化物のことを指しますね💡
これらの糖質は食事をすることでヒトの身体に取り込まれ、ATPを作るための原料となります✎

ATPはヒトの身体の動力源、つまり「エネルギー」のことを指します☆
ATPは様々な細胞が働くために必要ですが、じつは赤血球という細胞が働くためにも必要となります📚

低血糖が起こるとどうなる??

赤血球は皆さんご存知の通り、酸素を運ぶトラックのような働きをしますね💡
この赤血球(トラック)が酸素を積んで、様々な臓器に酸素を運搬するためにも糖質が必要になるですが、もし「低血糖」になってしまうと、酸素を運搬できなくなります💦

そうなってしまうと脳にも酸素が届かなくなりますね(;゚Д゚)
脳は酸素がこないものだから、思いっきり空気を吸い込もうとします💦
これが「低血糖による『あくび』」のメカニズムですね💡

ですが、そもそも酸素を運搬する赤血球がうまく働いていないので、脳に酸素がくることはありません(~_~;)
すると脳は「あくびしても酸素来ないじゃん💦」と焦ります!
この焦りが交感神経を働かせ、「冷汗」が生じます📚
さらに低血糖が進むと、糖質が少ないためエネルギー消費を最小限にしようと脳は機能を停止しようとし始めます。これが過剰になることで、意識障害や昏睡といった症状に繋がります💦

これが低血糖とその症状のつながりになります💡

「異常」を知るためには「正常」を知ること!

いかがでしたでしょうか?☺
病態を知るためには、まず正常(解剖生理学)を知ることが必要ですね💡
実習などで時間に追われて、なかなか基礎に振り替える余裕が生まれなくなりがちですが、事前に基礎学習しておけば、そういった心配に見舞われることも少なくなります☆

ご質問はLINEでも可能です!

看護学習について何かお困りのことがあれば、お気軽にLINEでお問い合わせください☺
引き続き、頑張る看護学生さんたちを応援しています!

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